滋賀で遺言書を書く人が増加傾向

2015-08-03

滋賀で遺言書を書く人が増加傾向

滋賀県内で遺言書を書く人が増えています。

全国的にも同様の傾向にあり、その背景には遺産相続を巡る争いや離婚・未婚者の増加、
将来への不安等があると指摘されています。

主に遺言書の作成方法は、自筆証書遺言と公正証書遺言がありますが、
最も安全で確実とされる公正証書遺言が人気となっています。

滋賀県内の公正証書遺言の作成件数について、大津公証役場(大津市)のまとめでは、
2005年の452件から2013年は652件へと増えています。


滋賀県内で年間約600件近い公正証書遺言が作成されている
ということですね。

特に近年は、相続人間で遺産分割の方法を巡って争いになっているケースが多いですから、
遺言書を作成することでそれらの争いを予防することは大きな意味があると思います。

近年の終活ブームで遺言書が人気となっていますが、「死後事務委任契約」という契約が
注目されて少しずつ利用する方が増加していることはご存知ですか?

死後事務委任契約は、遺言書でできないことを実現することができます。

例えば、死後事務委任契約を利用すれば、遺言書に書いても法的拘束力がない事項に
契約上の義務として法的拘束力を持たせることができます。

また、その他には、葬儀や埋葬に関する希望を遺言書に書いたとしても相続人が遺言書の
内容を確認した時には葬儀や埋葬がすでに済んだあとかもしれません。

このように、死後事務委任契約は遺言書でできないことを補うことができるため、
それがこの契約の利用が増加している理由の一つとなっています。

これから、遺言書の作成を希望している方は、一度、死後事務委任契約に関しても検討する
価値があると思います。

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